梅雨や気圧の変化が歯の痛みを引き起こすってホント?

梅雨や気圧の変化が歯の痛みを引き起こすってホント?

梅雨や気圧の変化が歯の痛みを引き起こすってホント?

台風の時期も過ぎ、涼しい日が多くなってきましたね。
突然ですが皆さんは、悪天候の日に歯が痛くなることはあるでしょうか?
実は雨や気圧の変化は、歯の痛みと深いつながりがあります。
具体的にどのような影響があるのか、詳しく説明します。

 

1.歯痛と天候の関係性

私たちの身体は一般的に、暑いと汗をかいて寒いと中心に熱を集めます。これらはいずれも、自律神経の働きによるものです。
しかし天候や気圧が急激に変わると、頭や肩、歯が痛くなる人がいることも事実です。
外的環境が身体に不調をきたすのは、一体どうしてなのでしょうか?

 

2.歯痛を引き起こすのはなぜ?

考えられる理由は、大きく分けて次の3つです。

 

1.低気圧が神経を圧迫しているため

「歯が痛くなった」と急患でいらっしゃる方が多いのは、決まって悪天候の日です。
これには空気の圧力が低下する「低気圧」が関係しており、多くの水蒸気が空に吸い込まれることで雨が降りやすくなる状態をいいます。果たして歯痛と、どのような関係があるのでしょうか?
そもそも身体は外部からの気圧と、外へ押し返す体内の力でうまくバランスをキープしています。気圧の変化に伴い身体にかかる空気の圧力も変化するため、それに順応する必要があります。
体内には血管などの管や空洞が複数あり、口腔周辺も例外ではありません。鼻の左右には「上顎洞」、そして歯の中にも「歯髄腔」と呼ばれる神経の通り道が存在します。むし歯や歯周病が進行している方は、膿が入った袋もできている可能性があります。
これらの空洞や管は、低気圧の際に膨張して周りの血管や神経を圧迫します。
歯だけでなく頭や肩など、全身に痛みが生じるのはこれが理由なのです。

 

2.体力や免疫力の低下で口腔トラブルが悪化したため

体力の低下や疲労の蓄積が病気を悪化させるという話は、皆さんもよく知っていることでしょう。体内に侵入しようとするウイルスや細菌と闘う免疫細胞は、体調に比例して活動します。そのため身体が疲れていると、ウイルスから身を守れず病気にかかってしまうのです。
「歯周病菌」を例に挙げてお話しします。
体調が絶好調のときは口腔内の免疫力や抵抗力が高いですが、疲労が蓄積しているとそれらが弱まります。
すると普段は免疫細胞の働きによって鎮められている歯周病菌が、タイミングを見計らって活発に動き出します。
そこに、気圧や気温変化が重なるとどうなるでしょうか。身体が体内環境を整えようとする際に、体力をかなり消耗してしまいます。それと同時に免疫力や抵抗力も低下し、歯周病菌がさらに活発になるでしょう。これまでは何の異常もなかった口の中で、歯周病が一気に進行する恐れもあります。

 

3.交感神経の働きすぎが原因の過敏性慢性痛

暑いときや寒いときなど、気温の変化に合わせて体温調節を行なうのは「交感神経」の働きによるものです。ただ水分や体温を整える働きが活発になると、交感神経は興奮・緊張します。身体や脳が運動状態となり、心拍数や血圧、呼吸数などの増加につながるのです。
急に血圧が上昇すると、血流が悪化して身体が危険を察知します。その結果、痛みを感じる機能が敏感になり、古傷が痛んだり慢性痛が悪化したりするわけです。
つまり「環境の変化に適応しようとして働いた交感神経が、痛みを感じやすい状態にする」と考えておくのがよいでしょう。

 

3.影響を受けにくい歯もがある

悪天候が原因で痛みが生じる歯には、何らかの口腔トラブルが起こっているケースがほとんどです。健康な歯が、環境の変化によって痛むことはまずありません。
つまり見方を変えると「悪天候の日に痛む場合は、治すべき部分がある」ということです。危険を知らせるシグナルだと思って、一度歯科医院を受診してみてください。
突然の歯痛を予防するには、日頃から規則正しい生活と適度な運動を実践することです。十分な睡眠時間を確保し、急な環境の変化にも対応できる免疫力を得ておくのも大切なポイントです。
痛みが生じると、どうしても気分まで下がってしまいますよね。仕事や家事に身が入らない方もいらっしゃると思います。
天候に左右されて1日のパフォーマンスが変化することのないよう、日頃から口の中を健康に保ちましょう。
痛みがあるときは無理をしないで、かかりつけ医に診てもらってください。
クララスデンタルでも随時受け付けていますので、困ったことがあれば気軽にご相談ください。

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